コンクレッシブ製品は、1950年代にアメリカで開発された建設用エポキシ樹脂です。
昭和47年から日本でも本格的に使用されるようになり、その後さまざまに改良が加えられました。
現在では、日本で改良されたADOX製品を加え、ADOXおよびコンクレッシブの名称でコンクリートや鋼材・木材などの構造接着、クラック注入、表面保護、破損部の断面補修、耐震補強などさまざまな用途に用いられており、その長い実績から確かな信頼を得ています。
(コンクレッシブ1001LPL、1170)
可使時間が長く、作業に十分な時間をとることができます。
新旧コンクリートの打継ぎ、かさ上げ、モルタル上塗りの接着一体化に使用します。
骨材と混合して、耐久力のある樹脂モルタルを作ります。
(コンクレッシブ1440,1441)
可使時間が短く、摂氏5~35度で使用することができます。
空洞や目的の充填に適し、湿潤面の接着も可能です。
剛性材料の接着に使用します。
骨材と混合してだれ止め型の樹脂モルタルを作ります。
(コンクレッシブ1411)
可使時間が長く、取り扱いや作業が容易です。
コンクリート、煉瓦など幅の広いすき間や目地の充填に最適です。
凹凸面の平滑化や、中程度の強度をもったグラウト材として使用します。
骨材と混合し、コンクリート、石材表面の欠損部を補修する樹脂モルタルとして使用します。
(コンクレッシブ1315)
摂氏10~25度の温度範囲で使用します。
コンクリート、石材等の段差の充填、表面補修に適します。
ゴムとコンクリートなどの可撓性が必要な部分の接着に適します。
硬化物の引張り伸び率は35%以上あります。
(コンクレッシブ1442)
可使時間が短く、摂氏マイナス4~10度で使用することができます。
プレキャストコンクリート材など、剛性材料の接着に適します。
コンクリートの水平、垂直および天井面におけるくぼみの補修に使用します。
湿った表面の接着にも優れています。